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~オカリナについて~

オカリナ(ocarina)はイタリア語で「小さなガチョウ」の意味があるそうです。

「oca(ガチョウ)」

「rina(小さい)」

 

可愛らしい名前ですね。

イタリアのブドリオ地方にあるオカリ博物館で、エミリアーノ・ベルナゴッツィさん(歴史あるオカリナ七重奏団G.O.Bのリーダー)にその誕生のお話を聞きました。

ずっとずっと古い文明から土笛はあったようで、今のオカリナの先輩は文字通りガチョウの形をした穴が2個(鳴る音も2音み)の楽器だったようです。

1860年ころにイタリアのお菓子職人“ジュゼッペ・ドナティ”さんの手によって、(穴も10個になり)今のような音楽を奏でられる楽器になったとのことです。

 では、なぜあの愛くるしい形になったのでしょう?

 “ジュゼッペ・ドナティ”さんは、トランペットや他の管楽器のように土笛であるオカリナでも大きな音が出せるようにと、「ベル(アサガオ状の音の出口)」を付けたようですが、窯で焼いて取り出してしているとベルの部分と吹き口の長い管がポキンと取れて(壊れて)しまったのです。泣

 

しかし、彼のユニークなところは、ここからです。

その取れて(壊れて)開いた口の両端を粘土で応急処置して吹くと、どうも「いい感じ」だったみたいで...。そのまま今のオカリナのカタチになったそうなのです。笑

 

いずれにしても、こんなに夢のあるエピソードと何ともかわいい楽器を作ってくれたお菓子職人さんに、感謝感謝ですね。

 

そんな、キュートなエピソードをもつ「オカリナ」は、音もとってもキュート!

比較的安価で購入でき、いつでもカバンに忍ばせて、好きな場所でサッと吹ける楽しい楽器。

皆さんも一度、手にしてみてはいかがでしょうか?

毎日の生活、いや、人生が楽しくなりますよ!

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​エミリアーノさん

​ガチョウの土笛(2穴)

Budrio 

オカリナ博物館

​オカリナ博物館外観

​ベルも吹き口もあります。

​ポキンと折れました!

今のオカリナ!

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